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旅行、登山、グルメに関する備忘録

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【12月】三頭山:小河内神社より登る -積葉の細尾根-

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麦山の浮橋を渡りたい!

前々から写真などを目にしては気になっていた麦山の浮橋。

今回は遂に浮橋を渡り、ヌカザス尾根を超えて三頭山に登ってきました。

快晴の元、念願の浮橋を渡れ、山頂ではモツ鍋を堪能し充実の登山になりました。

 

 

麦山の浮橋を渡り、三頭山に至るヌカザス尾根ルート。

正直地味なルートで細尾根という前評判だったので、あまり驚くことは無かったですが、実際に登ってみると結構神経使いました…

ちなみに馴染みのない響きであるヌカザス山は糠を指すと書いて「糠指山」。

ちょっと由来が知りたいところですが、「指」は焼き畑が行われていた場所らしい。

 

 

その意味を説明すると「サス(ザス)」の意味は、焼畑が行われていた場所の意味で、山中でカヤが広範囲に生育していたことを示す。「赤指(アカザス)尾根」「ヌカザス山」「ゴンザス尾根」「御堂指(ミドウザス)尾根」などがある。

www.yamakei-online.com

 

では「糠」は…?調べてもあまりわからず…うーむ難しい。

ヌカザス山手前の「イヨ山」もどんな由来やねんって話ですが笑

 

今回もダイジェストとして動画にまとめているので、登山道の雰囲気などは以下からご覧になってください。

youtu.be

今回のルートと行動ログ

三頭山 -小河内神社より登る 積葉の細尾根- / adderさんのイヨ山ヌカザス山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

三頭山の登山ルートは都民の森から周回するルートが一般的だと思います。

 

敢えてヌカザス尾根から登る理由はやはり「麦山の浮橋」ですね。

個人的には浮橋も結構面白かったので、このチョイスはありだと思いました。

 

今回のルートは以下のようなパートに分けられます。

・小河内神社~麦山の浮橋~登山口:メインディッシュの麦山の浮橋。結構揺れる。

                 登山口までは車道歩き。

・登山口~イヨ山:初っ端から急登。尾根に出るまでは結構登ります。

         尾根に出てからは比較的登りも緩やかになります。

・イヨ山~ヌカザス山:アップダウンを繰り返す尾根道。

           ヌカザス山直下が元々登り辛い地形+落ち葉で滑りやすい。

・ヌカザス山~入小沢ノ峰:入小沢ノ峰直下が少し辛いが、ヌカザス山ほどではない。

・入小沢ノ峰~三頭山山頂:これまでの道より断然歩きやすい。特に危険箇所もなし。

・三頭山山頂~都民の森:特に危険箇所なし。

・都民の森~数馬の湯:ひたすら舗装路歩き。辛い。

 

登山道自体はトラロープなど整備もされていて明瞭ですが、急登あり、細尾根、滑りやすい、と中々神経を使う道でした。

特に今回登った12月は落ち葉が多く積もっていて、乾いた土でただでさえ滑りやすい道が更に滑りやすくなっています。(この時期にはもう登らん…)

 

小河内神社からスタート

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朝の8時過ぎに奥多摩駅着。流石の人気です。

電車に乗っていたときから気付いていましたが、めちゃくちゃ寒い。今年一番かも。

 

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いつの間にかトイレが改装されてきれいになってました。

 

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バスの待機列に並びます。麦山の浮橋がある小河内神社バス停までは約30分。

運良く座席に座ることができました。30分といえど立ちっぱなしは辛いですしね。

 

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AM9:03 小河内神社バス停

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バスを降りると、「麦山の浮橋」が目の前に見えました。

うぉー、本当に浮いてるわ。

 

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看板に従って進みます。

 

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いざ浮橋に上陸。結構揺れますね。

 

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釣り人もいました。結構釣れるのかな?

 

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湖面も綺麗です。天気も最高ですね。

 

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渡り終えたら階段を登ります。

 

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登山口までは車道を歩いていくみたいですね。地図的には意外と遠い。

 

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朝早くでしたが、何組か浮橋にいました。

 

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こんな道を歩いていくと車道と合流。

 

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奥多摩の山々を見ながら車道を歩きます。

意外とスピードを出している車も多く、歩道もないので、歩行注意です。

 

AM9:26 (+0:23) 三頭山登山口

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登山口に到着。色々な注意書きが書かれてますね。

 

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初っ端から急登が続きます。

 

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ひたすら登る。

 

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何故か登山道に落ちている魚の尾。クマか…?

 

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尾根に向かってひたすら登って登る。地味ですね笑

 

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積もった落ち葉に日が当たって良い感じ。

まあこの落ち葉に後々苦しめられますが…

 

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木も多くて地味な登山道ですね笑

いかにも奥多摩といった感じです。

 

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ちょっと視界が開けてきました。最初のピークであるイヨ山までもう少しかな。

 

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寒かったのでもちろん霜柱が立っていました。

地元では毎朝霜柱ができていたのも思い出します。大人になったら意外と見ないなぁ。

 

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やっと尾根に出てきました。このあたりはまだまだ歩きやすい。

 

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道も細くなってきて、落ち葉で滑りやすくなってきました。

ただまあ許容範囲内。

 

AM10:21 (+1:18) イヨ山

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やっと最初のピークであるイヨ山に到着。急登で割と疲れました。

 

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看板は手作り感満載。

 

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先を見据える。左奥に見えるのが三頭山かな?

 

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イヨ山から少し下ります。結構滑りやすい。

 

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更に登る。アップダウンを繰り返していきます。

 

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ちょっと怖かったところを振り返る。

いつもなら何てことはないトラバースだけど、落ち葉で神経使いますね。

 

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ピンクテープはしっかり設置してあります。

 

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このあたりはまだ落ち葉も少なくてマシだったかな。

 

きつかったのはヌカザス山直下の登り。

登ったところから振り返るとこんな感じ。

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道が細いのもあるけど、やはり落ち葉が曲者。

滑りやすいし、路面状況も確認できないので、どこに足を置くか非常に神経を使いました。

 

AM11:04 (+2:01) ヌカザス山

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糠に指すと書いてヌカザス山、無事到着。

めちゃくちゃ精神的に疲れました。ここらで小休憩。

 

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ヌカザス山を超えると幾分歩きやすくなってきました。

 

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この辺りから分岐も増えてきます。

 

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木の根がスカスカになっているけど、下の土砂だけ流出したのかな?

面白い状況ですね。

 

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入小沢ノ峰直下は通行注意の看板。

後から調べるとここが「オツネの泣き坂」かな?

 

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確かに急登で登りにくかったですが、ヌカザス山直下ほどではなかったかな。

割と滑ってもそこまで落ちそうになかったからかも知れませんね。

ヌカザス山直下は落ちたらシャレにならん感じだった。

 

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登りきると、なだらかになりました。

 

AM11:32 (+2:29) 入小沢ノ峰

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入小沢ノ峰に到着。山頂の看板も無いのかな?と思ったら…

 

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道標に地味に書いてありました笑

 

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一応単独の看板も小さいながら発見しました。

ヌカザス尾根は全体的に手作り感満載ですね笑

 

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入小沢ノ峰以降は危険箇所もなく、歩きやすい道が続きます。

 

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今までの道が嘘のように歩きやすい。

 

PM12:00 (+2:57) 鶴峠分岐

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ここまで来たら山頂まで後少し。

山頂までひたすら登ります。

 

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ちょっとした岩場を抜けていきます。

 

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木々の隙間から富士山も見えてきました!

今回は遂に富士山全体を拝めそうです。

 

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山頂への最後の登り

 

PM12:19 (+3:16) 三頭山山頂

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やっと山頂に到着。無事登頂できてよかったです。

岩場とはちょっとベクトルが違いますが、神経をすり減らした感で言うと、今年一番かも。

 

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山頂からは奥多摩の山々を一望できます。左の一番高いピークが雲取山かな。

 

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山頂から遂に富士山を拝めました。(ちょっと雲がかかってるけど…)

2020年ラスト山行でしっかり見れて良かった。

 

無事登頂して、富士山も拝めたので、いざモツ鍋パーティー開始!

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まずはモツを投入。

 

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キャベツと明らかに投入順番を間違えた豆腐。

 

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最後にニラ、唐辛子。最高のビジュアルです。

 

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こんなのまずいわけがない。うますぎる!

 

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〆もバッチリいただきました。

bみに鍋はSEA TO SUMMIT X-ポット 2.8Lです。お気に入り。

www.lostarrow.co.jp

 

さて、モツ鍋もたらふく食べましたので、下山開始。

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ムシカリ峠方面に向かう。

当たり前ですが、ヌカザス尾根よりも歩きやすい。

 

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整備された階段を下っていく。

 

PM13:54 (+4:51) ムシカリ

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サクッとムシカリ峠に到着。

さて、当初は槇寄山に行って、数馬の湯に下山する予定でしたが、疲れたので都民の森に下りることに。

結果的にこの選択が間違いだったと知るのは都民の森に着いてからでした…

 

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この辺りは道が細いのですれ違いには注意ですね。

 

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沢の音が大きくなってきたので下を覗くと、沢が凍っていました。

そりゃ寒いわけだ。

 

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石畳のような登山道を降りていきます。

 

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どでかい霜柱。ここまで大きいのは初めて見ました。

 

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凍結した沢。

 

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もちろん氷柱もできてました。これで完全犯罪が可能ですね。

 

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三頭大滝方面に下りていきます。

 

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結構大樹も多くて中々面白いですね。

 

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下りてきたらトイレと東屋を発見。この辺りまで来れば、ほぼほぼ下山したようなものですね。

 

PM14:36 (+5:33) 三頭大滝

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おおっ!と思わず声が出ました。完全凍結ではないですが、しっかり凍ってますね。

 

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中々の迫力です。

ちなみに1月に寒波が来ると結構完全凍結するみたいです。

これを見に来るのもありだなぁ。

 

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山々を見ながら駐車場まで歩いていきます。

 

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奥に見えるのは八王子の市街地かな?

 

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森林館まではウッドチップが敷き詰められた道で香りも良く、歩きやすいです。

 

PM14:59 (+5:56) 森林館

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森林館到着。とりあえず入ってみる。

 

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薪ストーブ最高!温まりますねぇ。

 

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「数馬の湯」の割引券発見。100円引きはでかい。

 

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駐車場にある売店を散策。バッジなどは売ってなかったですね。

 

いざ「数馬の湯」へのバスに乗ろうと思ったら、なんと冬期運休。

元々槇寄山に行って直接「数馬の湯」に下山する予定だったので、当然知らず…

というのは半分嘘で、実は怪しいなと思ってました。

怪しいと思った理由は登山口の注意書き。

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明らかに冬期運休って書いてありますね。はい終了。

 

ということで1時間車道歩き…辛い…

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途中、三頭山荘で温泉に入っちゃうか!とも思いましたが、流石にバス停から遠いのでスルー。

 

PM16:18 (+7:15) 数馬の湯

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車道を1時間ぐらい歩いてやっと到着!疲れたー。

山頂からは約2時間半で到着。そのうち1時間が車道歩きと考えると長すぎる…

事前調査の大切さを実感しますね。

 

下山後

もちろん「数馬の湯」に入ります。

この日はちょうどゆず湯をやっていて、香りを楽しめました。

今年も12月19日(土)、20日(日)に行われるようです。

kazumanoyu.net

 

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三頭山の手作りバッジが売ってました。バッジマニア歓喜

 

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入浴後はコーヒー牛乳!

 

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少し小腹が空いてきたので、食堂で「おいねいも」のアイスを食べます。

檜原村はじゃがいもが有名なようですね。

 

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肝心の味は可もなく不可もなく、普通に美味しかったです。

 

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食堂のゲーミング掛け時計。上の鹿角といい、中々カオス。

 

数馬の湯の前から出ているバスで武蔵五日市駅に向かいます。

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バスは何とコンセント付き。路線バスでは初めて見ました。

 

武蔵五日市駅はあまり飲食店も無いので、とりあえず立川駅へ向かう。

年末ということで、ちょっと贅沢に寿司を食べようということで、美登利寿司 鮨松 立川店へ。

sushinomidori-sushimatsu.co.jp

 

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美味しく年末を〆られました。ごちそうさまでした。

 

山行を振り返って

バスの冬期運休というアクシデントもありましたが、非常に楽しめた山行でした。
ただ、ヌカザス尾根はもうこの時期に登りたくないですね…すれ違ったのも3組程度でした。
次回は三頭山を含めて奥多摩三山縦走をしてみたいです。

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