【4月】金時山:金時登山口より登る -伝説残る足柄山-
自粛明けだし近場から!
最後に登ったのが年末の三頭山。
あれから4ヶ月も自粛していたので、近場で登りやすいところ、ということで金時山に登ってきました。
雲の多い天気でしたが、箱根を一望できる展望と春らしい花々を楽しむことができました。
ちなみに金時山は金太郎伝説の残る山として有名で、足柄山とも呼ばれています。
今回は下山で使用した公時神社の登山道には金太郎にまつわる岩やらまさかりやらがあります。
ちなみに「公時神社」は「金時神社」とも書くようで、「きんときじんじゃ」と読みます。公時=きんときは読めないなぁ…
山とは全然関係ありませんが、昨年2020年に新設された道の駅 足柄のウニとろ牛めしが美味いです。(なお値段は…)
今回もダイジェストとして動画にまとめているので、登山道の雰囲気などは以下からご覧になってください。
今回のルートと行動ログ
金時山 -金時登山口より登る 伝説残る足柄山- / adderさんの金時山・火打石山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
金時山の主要な登山口は金時登山口、公時神社、乙女峠などが挙げられます。
公共交通機関でのアクセスであれば結構自由に組み合わせる事ができますが、今回は車でのアクセスなので、金時登山口から登り、公時神社に下りる周回ルートを歩きました。
金時登山口から直接山頂に行くのには少し時間を持て余したので、矢倉沢峠から火打石岳方面にも歩きました。
今回のルートは以下のようなパートに分けられます。
・金時登山口~矢倉沢峠:途中まで舗装路歩き。
登山道になってからも歩きやすい道が続く。
・矢倉沢峠~火打石岳:左右に背の高い笹が広がる道。結構なアップダウンあり。
火打石岳周辺は植生が変わり、木などがメインになる。
・矢倉沢峠~金時山山頂:階段など整備された道が続く。
山頂直下は岩場あり。難易度は低い。
・公時神社分岐~公時神社:標高を一気に下げるので、滑落注意。
結構膝にきます。
全体としてしっかり整備されている印象で、歩きやすかったです。
山頂直下はトラロープ設置箇所もあるので、滑らないように注意。難易度は低いです。
金時登山口からスタート
AM8:30 金時登山口
今回は車で来たので、「ラーメン 蔵一」さんの登山者用駐車場にギリギリ滑り込み駐車。確か4、5台分だったと思います。500円/日。
今回は微妙な時間に下りてしまったので、食べられませんでしたが、喜多方らーめんとソースカツ丼を提供しているみたいです。次回は食べたい…
最初はしばらく車道歩き。看板の矢倉沢口へ向かいます。
保養所などが多くある道を進みます。箱根に会社の保養所があるなんて…羨ましい…
登山をしていない間に既に春を迎えていたみたいですね。ツツジも綺麗。
ここから舗装路は終わり。やっと登山道になります。
登山道とは言え、しっかり整備されているので非常に歩きやすいです。
コースタイムも短い。あと1時間かからないとは。
AM9:05 (+0:35) 矢倉沢峠
ほぼコースタイム通りに矢倉沢峠に到着。
今日は山頂でホットサンドパーティーをしようと思っているので、このままでは早く着きすぎてしまう…
ということで、明神ヶ岳方面に歩いてみます。
明神ヶ岳まで90分~140分。流石に範囲が広すぎでは…?笑
左右に背の高い笹の壁がある道を進みます。他の山ではあまり見ない感じですね。
アップダウンありますが、斜度は結構えげつないです。
来た道を振り返る。奥に見えるのが金時山ですね。結構高く見えます。
歩いていると展望もなく、少し飽きやすい笹道も上から見ると中々良い感じです。
箱根の町並みもよく見えます。
箱根最高峰の駒ケ岳と大涌谷。
現在も駒ケ岳のハイキングコースは通行止めみたいですね。
そのうち歩けるようになると良いですが…
本来ならば富士山も見えるところですが、この日は完全に雲隠れ。
雲の隙間からチラッと見えたのが最後でした。20201年になっても相変わらず相性は悪い笑
火打石岳に近づくにつれて、植生も笹一辺倒から変わってきました。
先程の笹とは完全に打って変わって、普通の山みたいな植生に変わりました。
桜も綺麗です。春ですなー。
このあたりも特に歩き辛いとかは無いですが、狭いのですれ違いには注意ですね。
AM10:18 (+1:48) 火打石岳(の近く)
火打石岳の山頂へは破線ルートしかないので、この辺りで引き返すことに。
アップダウンもあり、まあまあ歩けました。
桜に限らず、春らしく花が咲いていて良きです。
AM11:05 (+2:35) 矢倉沢峠
矢倉沢峠にある桜も綺麗です。
ちなみに矢倉沢峠にはうぐいす茶屋の建物はありますが、この時はやっておらず。
2018年頃まではやっていたみたいですが、もう廃業してしまったのでしょうか。
いざ、山頂を目指します。
先程まで寄り道していた道を振り返る。
やっぱり笹道は上から見ると映えますね。歩いている時は何も見えませんが笑
金時山方面も歩きやすい道が続きますが、ひたすら登るのでペース配分は注意。
このときは日差しもあって非常に暑かった…
途中、大きな岩のある広場があるので、ちょっと小休憩。
駒ケ岳と箱根の町並みがよく見えます。
山頂目指して再度出発。
歩きやすい道が続きます。
ちょっと空が開けてきました。山頂まで後少し。
山頂直下は斜度もきつくなってきます。
岩もゴロゴロ。滑らないように注意です。
PM12:24 (+3:54) 金時山山頂
山頂に到着。富士山はすっかり雲の中ですね。
山頂には茶屋やトイレもあるので、ゆっくりできます。
今回はホットサンドパーティーということで、計12枚ものホットサンドを焼きました。
が、ホットサンド焼きに集中しすぎて写真はありません笑
山頂標識がまさかりという、せめてもの金太郎要素。
矢倉沢から登ると金太郎要素薄めですね笑
PM15:02 (+6:32) 公時神社分岐
下山は公時神社方面へ。
割と急な斜面を下るので、滑らないように注意。
同行者はこの辺りで膝にキてました笑
金時山を振り返る。結構下ってきました。
PM15:22 (+6:52) 金時宿り石
金時宿り石。「金太郎が母と暮らした」という言い伝えがあるそうな。
てっきり、金太郎がまさかりで割った石なのかと思いましたけど、全然違った笑
途中で車道と交差します。
ここも桜が綺麗。
あとは一気に公時神社まで下山します。
PM15:36 (+7:06) 公時神社
折角なので、今年の安全登山を祈願しました。
公時神社から下りてきたら、なんとエヴァンゲリオン仕様のトイレがありました。
靴の洗い場もあるので、非常にありがたい。
自動販売機や駐車場の路面標示もこだわりが見えますね。
公時神社からは車道を歩いて、ラーメン 蔵一の駐車場まで戻りました。
帰り道も桜が非常に綺麗で、良い時期に訪れることができて良かったなと思いました。
山頂からは1時間30分程度で下山しました。やはり短時間で歩けるのは良いですね。
下山後
下山後は「仙石原品の木一の湯」を訪れました。
この旅館は箱根の中では1100円と比較的リーズナブルに温泉に入れるのが魅力ですね。
これでも他の場所よりも高いイメージですが、箱根はこれより高いところが多いですからね…
残念ながらコカ・コーラが売ってなかったので、久しぶりのレモンスカッシュで〆。
山行を振り返って
仙石原の街、登山道で桜を多く見られて、春を感じられた山行でした。
登山道も非常に整備されており、短時間で登れるので初心者でも歩きやすいのではないかと思いました。
次回は明神ヶ岳まで縦走してみたいですね。