【4月】杓子山 :忍野八海より登る -春爛漫の忍野山行-
満開の桜と富士山を見に行こう!
前回、金時山に行ったにも関わらず、富士山に振られてしまったので次こそはと思い事前協議。
結果、前から興味があった忍野八海と杓子山を組み合わせての登山に行ってきました。
満開の桜と登りごたえのある登山道と、春を満喫できる最高の山行になりました。
実は富士山、桜、五重塔が見られる定番中の定番である新倉山浅間公園から三つ峠に登る案もあったのですが、このご時世に長蛇の列に並ぶのはちょっと…と却下。
ちょうど富士山と桜が綺麗に見られるスポットが忍野八海にあるということでこの周辺に決定。
実は忍野八海に前々から行ってみたかったこともあり、これは願ったり叶ったりの欲張りプランになりました。
今回もダイジェストとして動画にまとめているので、登山道の雰囲気などは以下からご覧になってください。
今回のルートと行動ログ
杓子山 -忍野八海より登る 春爛漫の忍野山行- / adderさんの高座山(山梨県)・鹿留山・杓子山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
杓子山の主要な登山口は不動湯、鳥居地峠などが挙げられます。
一番人気は最短距離で登ることのできる不動湯だと思います。下山後も日帰り入浴できますしね。
今回は同行者の登りごたえが欲しいとの要望もあり、忍野八海に車を置いて、忍野八海→鳥居地峠→杓子山→立ノ塚峠→忍野八海と周回で歩いてきました。
今回のルートは以下のようなパートに分けられます。
・忍野八海~鳥居地峠:舗装路歩き。
・鳥居地峠~高座山:途中まで林道・歩きやすい登山道。
視界が開けてからはひたすら直登のきつい登り。(きつい)
・高座山~大榷首峠:アップダウンの尾根道。(標高は稼げない…)
一部岩場や狭い箇所もあるので、滑落注意。難易度は低い。
・大榷首峠~杓子山:山頂まで登りが続くが、つづら折りなので高座山よりはマシ。
・杓子山~鹿留山:アップダウンを繰り返しながら少しずつ標高を上げていく。
・鹿留山~立ノ塚峠:子ノ神分岐直後は岩場が続く。今回の核心部。
難易度は高くないが、油断すると滑落の危険は高い。
・立ノ塚峠~忍野八海:林道+舗装路歩き。
高座山への急登は結構な衝撃を受けました笑
以前はロープがあったそうなのですが、このときは無く…再整備されるのかな?
全体として、単純な標高差は小さいものの、高座山への直登やアップダウンの道が多く、結構体力が必要だと思いました。
忍野八海からスタート
AM9:34 忍野八海
朝9時半頃に忍野八海に到着。
登山をするので、時間無制限のオサダ駐車場に駐車しました。
山梨といえばのハッピードリンクショップ。
山梨・長野合わせて1200店舗もあるとか。中々すごいぞハッピードリンクショップ。
少し歩いてお宮橋へ。おおっ!富士山が見えるぞ!
富士山と桜。
この時点で今回の山行の目的は達成と言って良いレベル。山登ってないけど笑
素晴らしい。どこを撮っても良いですね。
桜を満喫したので、忍野八海の中心部へ。
お宮橋も賑わってましたが、忍野八海中心部も人気ですね。
中心部の中池。
凄まじい青さと透明感ですね。
透明度がすごすぎて、魚が合成に見える笑
忍野八海を満喫したので、そろそろ山へ向かいます。
斜面の禿げた高座山と奥にあるのが杓子山かな。そして、右にあるのが鹿留山。
車道を歩いて鳥居地峠に向かいます。
AM10:55 (+1:21) 鳥居地峠
忍野八海で色々見ていたら少し遅くなっちゃいましたね。
いざ登山開始!
最初は林道歩き。
この看板から登山道に入ります。
林道をたどってもそのまま合流できそうですけどね笑
しばらくはこんな感じで歩きやすい道が続きます。
道が開けてきました。
この辺りは気持ちよく歩けますね。この辺りは。
・・・おや!? とざんどうのようすが・・・!
ガニ股じゃないと登れない程度には急登です。
なぜ直登なのか…過去の山行記録を見ているとロープがあったようなのですが、このときはなかったです。なぜなのか。
登りきった先で振り返ると、富士山がドーン!素晴らしいですね。
ただし雲が上がっていつもどおり雲隠れの様相を呈しています笑
相変わらずの相性。
登りきったところで少し息を整えて進みます。
!?
また急坂ですか…
明らかに異常な直登ですねぇ…
富士山でも見て現実逃避。
してもしょうがないので、ガニ股登法で登りました。
高座山直下が結構滑りやすくて難儀しました。
写真は撮れていないので、動画で是非見てください。(宣伝)
AM11:40 (+2:06) 高座山
やっと山頂に到着。直登&急登で中々疲れました…
山頂はこんな感じで割と広いので、小休憩してから再出発。
しばらくこんな感じの歩きやすい尾根道が続きます。
ぶどうっぽい謎の実。
ちょっとした岩場通過します。
ロープなどもありますが、難易度は低いです。
鉄塔マニアも歓喜の尾根道です。おすすめ。
アップダウンの尾根道なので、登ったら下りる。下りる方が怖い。
また歩きやすい道ですね。ただ、アップダウンが足に疲労を蓄積してきます。
PM12:12 (+2:38) 大榷首峠
大榷首峠(おおざすとうげ)に到着。ここで不動湯方面と合流します。
ちなみに高座山1304m、大榷首峠1331mなので、ほとんど標高は変わってないですね…
つまり、ここから1598mの杓子山山頂まで標高差300mを上げていくことになります。
不動湯は温泉ではないけれど、効能のある霊水らしい。
ちょっと興味ありますが、今回はスルー。
いざ杓子山山頂目指して出発。
今までの蓄積で登りが結構きつい足になってきました…
高座山の登りとは違い、緩やかな道もあるので比較的登りやすい。
ひたすら歩みを進めます。
山頂手前の階段はきつい…
山頂までもう少し…
PM12:48 (+3:14) 杓子山
やっと杓子山山頂に到着。
標高差からは考えられないぐらい足にきました…
山頂ではラーメンを食べながら休憩。
山頂に来ていたワンちゃん。かわよい。
鹿留山に向けて出発。
歩きやすい道ですね。
ちょっとした岩場もありますが、難なく登れます。
実は杓子山(1598m)よりも鹿留山(1632m)の方が高いので、登りが多め。
これまたじわりじわりと足に疲労を蓄積させます。
PM13:59 (+4:25) 子ノ神
下山は二十曲峠方面ですが、まずはピークハントで鹿留山方面に向かいます。
ちょっと荒れた道を進みます。
PM14:08 (+4:34) 鹿留山
鹿留山到着。
正直展望も無く、特に何があるわけではないので単にピークハントですね笑
行き止まりの看板かな?初めて見ました。
先程の子ノ神を二十曲峠方面に進みます。
傾斜は結構急ですね。
急で滑りやすいところにもトラロープが設置されていてありがたい。
ここからが今回のコースの核心部。岩場の連続になってきます。
下りで使うには割と神経の使う道が続きました。
特に最後の岩場が結構長くて、足の置き場にも難儀しました。
岩場を終えたら、歩きやすい道が続きます。
ガンガン進んでいきます。
PM14:52 (+5:18) 立ノ塚峠
立ノ塚峠(たちんづかとうげ)に到着。
ここまで来ればあとは林道+舗装路で忍野八海に戻れます。
ちょっと林道が長くて、途中飽きてましたが、雨乞山分岐から舗装路になります。
忍野八海から戻る道中の花々も綺麗ですね。
登った山を振り返る。中々面白い形してますねぇ。特に高座山。(もう登らねぇぞ)
そんなこんなで杓子山山頂からは2時間45分程度で下山しました。
中々歩きごたえのある道でした。
下山後
下山後は「山中湖温泉 紅富士の湯」を訪れました。
施設も大きく、入浴料800円で入れるので満足。
インバウンド需要か富士周辺の温泉って高いところが多いんですよね…
この後は焼き肉でも食べに行こうかなと思っていたら周辺の焼肉店は全て予約が埋まってました…
と、いうことで何処かお店が無いかなということで、行き当たったのが「レストランいねや」。
夕方になったら富士山も綺麗に姿を見せてくれました。それなら日中も見せてくれよ
気を取り直して、ディナー!
山梨のブランド魚である「富士の介」の刺し身とカルパッチョ、うまい。
甲州富士桜ポークジンジャー。うますぎる。
コンソメラーメンで〆。
ちなみに友人のデラックスジャーマンハンバーグも大変に美味しそうでしたので、報告しておきます笑
山行を振り返って
天気良く、観光要素も含めて充実の山行でした。
ただし、単純な標高差は小さいものの、高座山への直登やアップダウンの道が多く、結構体力が必要だと思いました。
秋は二十曲峠の紅葉が綺麗なようなので、次回は二十曲峠から登ってみたいですね。