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旅行、登山、グルメに関する備忘録

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【10月】金峰山:大弛峠より登る -色づく奥秩父の盟主-

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復帰登山はゆるく行こう!

緊急事態宣言から約5ヶ月ぶりとなる復帰登山は、大弛峠からお手軽登山の金峰山
のはずが、思ったよりも体はなまっていたのか、中々アップダウンに堪える山行でした笑


駐車場からほど近い夢の庭園にてモルゲンロートから始まり、奥秩父らしい苔の森を抜け、秋に色づき始めた金峰山を堪能してきました。

 

前回の登山から約5ヶ月。

adder.hateblo.jp

 

久々の登山ということで、天気予報も全国的に良く、どこへ行こうか候補は色々とありましたが、今回は金峰山へ。

 

何と言っても大弛峠からの金峰山は、お手軽に星とモルゲンロートを拝め、かつ、標高も比較的高いので景色も素晴らしく、山頂までも比較的お手軽に登れるという欲張り登山ができます。

 

ちなみに「金峰山」は山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と呼ぶそうですが、個人的には「きんぷさん」の方が語感的にしっくりきますね。

 

今回もダイジェストとして動画にまとめているので、登山道の雰囲気などは以下からご覧になってください。

youtu.be

今回のルートと行動ログ

金峰山 -大弛峠より登る 色づく奥秩父の盟主- / adderさんの鉄山(山梨県)朝日岳(長野県南佐久郡川上村)金峰山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

金峰山の主要な登山口は瑞牆山荘、大弛峠、廻り目平になります。

今回は最短距離で金峰山に登頂できる大弛峠から登りました。

 

今回のルートは以下のようなパートに分けられます。

・大弛峠~金峰山山頂:樹林帯のアップダウン。

           時折シラビソの縞枯れや岩場から展望が広がる。

 

ということで、パート分けはほぼありません笑

基本はアップダウンの樹林帯歩きになります。

危険箇所もなく、全体的によく整備された登山道で気持ちよく歩くことができました。

 

大弛峠からスタート

折角なので朝焼けも見に行こうということで、前夜発。
大弛峠への道は結構狭いので、通行注意です。

夜12時頃に大弛峠に到着。

天気が良かったこともあり、この時点で結構な数の車で駐車場は埋まってます。
結構な寒さの中車中泊で就寝。

ちなみに友人は寝袋を忘れて眠れなかった模様。

途中から車のヒーターをつけ始めてました笑

 

朝4時頃に起きて、朝焼けを夢の庭園へ見に行きます。

 

AM4:42 夢の庭園

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夢の庭園までは駐車場から約10分。

登山道が非常に整備されているので、真っ暗でも難なく到着。

既にマジックアワーが始まっています。久々の山で過ごす朝。素晴らしい。

 

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朝焼けのグラデーションがきれい。

 

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夢の庭園あたりも少し紅葉。日もしっかり昇ってきたので大弛峠へ戻ります。

 

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大弛峠~夢の庭園は木道などしっかり整備されており、歩きやすいですね。

 

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大弛小屋。水場もあるし、駐車場から近いしで前泊などにも良さそうですね。

ただ、テント場の場所によっては駐車場に近すぎて、中々寝るのが難しそうです笑

 

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ちなみにトイレに行ったら、この時点で駐車場は満車。路駐が繋がっていました。

 

AM6:49 大弛峠

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朝食や準備を終え、いざ金峰山へ出発。

久しぶりすぎてザックが重い…今日は中々しんどそうだ…

 

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大弛峠からはいきなり階段を登っていきます。

おおぅ、これは中々なまった体に厳しい洗礼だ…

 

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ところどころの紅葉に癒やされながら進みます。

 

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最初の坂を登り切ると少し平らな道になってきました。

シラビソの白い幹が良い感じ。

 

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朝の木漏れ日と紅葉が良い。

久々の山の空気感を楽しみます。

 

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多少のアップダウンもしんどい体になってしまいました。

夏はほぼ自宅警備員だったしなぁ…

 

AM7:25 (+0:36) 朝日峠

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最初のチェックポイント朝日峠に到着。

峠ってことはここからまた登るのか…。なるほどね…。

 

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ケルンを積むのって中々難しいですよね。特に人が多いルートは。

 

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秩父らしい苔のきれいな森を歩いていきます。

 

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縞枯れの間から富士山。

大弛峠ルートからの景色と言えば、個人的にはこれですね。

 

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危険箇所というほどではないですが、このルートで唯一岩場をしっかり登っていきます。

 

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登りきったら展望が開け、多くの人が休憩していました。

結構スペースもあるので、格好の休憩スポットになってます。

南アルプス、富士山、大弛峠方面とどこを見渡しても大展望。

 

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木の間から五丈岩。ここでやっと登山道から山頂を捉えました。

AM8:20 (+1:31) 朝日岳

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朝日岳に到着。

一応この後に鉄山というピークがありますが、登山道からは外れているので通過する最初で最後のピークになります。

ちなみにこの時点で管理人は結構疲弊してます。

やはり緊急事態宣言中とはいえ、1日50歩以下で過ごしてきた代償はデカかった…

 

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朝日岳から少し歩くと、金峰山南アルプスの大展望。

金峰山までの道が黄色い紅葉のパッチワークで彩られて素晴らしい。

が、あれ、ここからもしかして結構下るの?ん?

 

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…。

ガッツリ下りますねぇ。

ということはまた登るんですね。そして帰りにこの坂を登るんですね。なるほどね。

 

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体に鞭打って進みます。

このあたりから少し登山道にも飽き始めてしまいました。

やはり最短距離とはいえ、ずっと同じような道だと飽きは来てしまいますね。

 

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鞍部に到着。

少し開けた場所になっていて、ベンチもあります。

 

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そしてここから登っていきます。

紅葉を見たいのは山々ですが、顔が中々上がらず…

やはり登山を楽しむには体力が必須です。

 

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鉄山へは登山道自体はありそうですが、ロープが張ってありました。

展望自体は無いようなので、必要なければスルーで良いかと。

 

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鉄山を過ぎたら、最後の登り。気力を振り絞ります。

 

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来た!空が広がってきた!

このあたりは植生も変わり、シャクナゲが多いです。春辺りに来ても楽しそうですね。

 

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念願の展望ドーン!

八ヶ岳瑞牆山をこの日初めて捉えました。素晴らしい。

左下には金峰山小屋。チキンステーキが有名らしく泊まってみたい小屋です。

 

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小川山、廻り目平方面も岩々していて中々絶景。
というか、天気が良いのでどこを見渡しても絶景です笑

 

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山頂は恐らく混み混みなので、ここらでお昼休憩。

山梨限定まぜごはんを食べつつ、豚汁をいただきます。

 

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さあ、いざ山頂へビクトリーロードを歩いていきます。

 

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と思ったら、声をかけられました。
まさかの大学の友人でした!連絡も取らずに山で出会うとは…笑
次回一緒に登山することを約束して、山頂へ向かいます。

 

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紅葉の残る登山道を進みます。

もう少し早かったらもっときれいだったんでしょうね。

山頂へは大きな岩の上を進みます。危険箇所は無いですが、岩の間に落ちないよう注意です。

 

AM10:25 (+3:36) 金峰山山頂

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山頂に到着。予想通りすごい人の数です笑

まあこんだけ天気良ければ集まりますよね。

 

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山頂で撮影タイム。千代の吹上は既に紅葉も散ってしまっていました。

その間に友人が五丈岩に挑戦もリタイア。

目の前で完登された方もいましたが、中々高度感もあり難しいみたいです。

 

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千代の吹上方面から見ると、意外とスリムな五丈岩。

 

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単独のおじいさんとグループの方々が山座同定している姿が中々様になってますね。

 

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絶景を惜しみつつ、下山開始。

 

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紅葉とアップダウンを堪能して、1時間40分程度で下山しました。

いやー計画段階ではゆるふわだと思ってたけど、予想より体がなまってました。

ゆるふわ山行で良かった。

 

下山後

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大弛小屋に寄ってみると、何とサンデーサンデーの看板が。

ちょうど体が糖分を欲していたので、即購入。

 

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チョコレートを選びましたが、甘すぎず、良い感じのビターさでした。

友人はバニラを注文していましたが、そちらはアイス自体がアイスクリームというよりはヨーグルトのような風味で非常にさっぱりしてました。

どちらも非常に美味しゅうございました。

 

下山後はほったらかし温泉と迷いましたが、未訪の「やまなしフルーツ温泉ぷくぷく」へ。

友人の寝不足を補うためにも休憩所は必須だったようです笑

www.puku-puku.com

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お風呂も大きく見晴らしも良く、休憩所もあり、良い温泉でした。

ちなみにキャッチコピーは

ほったらかされていない
新日本三大夜景と富士眺望6つの湯

なるほど、対抗心バチバチですね笑

 

しっかりお腹も減ったので、最近はここらに来るときは定番になりつつある「エストマウンテン」へ。

west-mountain.net

 

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現在はメニューを絞っているようですが、個人的に好きなハンバーグカレーは健在。

少しスパイシーなカレーですが、あと引く旨さです。

 

山行を振り返って

復帰登山となった今回の山行ですが、天気も最高、紅葉も景色もきれいで非常に楽しい登山となりました。

ゆるふわ具合としては、ちょっとステップアップしたい初心者にもおすすめです。

次回は瑞牆山荘方面から登って金峰山小屋に是非泊まってみたいですね。

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