【ギアレビュー】私的推し登山タオル2021
私的超重要ギア 登山タオル
汗っかきにとって重要ギアの登山タオル。
結論から言うと、登山タオルでは絞り性能も非常に重要。
これは声を大にしてそれを言いたいだけのそんな記事。
私は自他共に認める汗っかきである。いわゆるびちゃ男です。
ご飯を食べているだけで汗をかくので、カロリー摂取をしながらカロリー消費ができる男です（？）
いきなり何のカミングアウトだよ…
という感じですが、そんなびちゃ男には登山タオルが超重要ギアです。
正直、夏の登山においてはウェアよりも重要かも。
（アミアミスケスケのインナーを着用しても発汗量が多すぎて結局汗冷えするんですよね…）
登山を始めて最初から少し気になっていた汗問題。
どうにか快適に登山がしたくてBEST BUY GEARさんの速乾タオル徹底比較2017（スペック編、実験編）を読んでこれだ！と思って買った「モンベル 日本てぬぐい」。
これでしばらくは汗問題も解決かなーと思っていたら、自分には意外と刺さらず。
明らかに吸水量が足りず、手ぬぐいで拭き取るより多い量の汗が…
ここからが登山タオル沼の始まり始まり。
今回は登山タオル沼に浸かったびちゃ男のびちゃ男によるびちゃ男のための記事です。
登山タオル遍歴と不満
①普通のタオル
普通のタオル。
まあ不満点は言わずもがな。
②モンベル 日本てぬぐい
BEST BUY GEARさんの速乾タオル徹底比較2017（スペック編、実験編）で絶賛されていた手ぬぐい。
数回使用してみましたが、明らかに吸水量が不足…
汗を拭いた直後にはびちゃびちゃになっている男にいくら速乾性があっても意味がないのだ…
拭く度に絞るのは正直手間がかかります。
ものは良いんですけど、びちゃ男にはおすすめできない…
③パックタオル パーソナル
手ぬぐいの不満点を解消すべく、比較的吸水量の多いパックタオル パーソナルを購入。
吸水量の不満点はこのタオルで解消！1年ぐらいこのタオルで山に登っていました。
ただ、不満点が無いというわけではなく、やはり手ぬぐいに比べると乾きにくい。
そしてある程度汗が貯まらないと、タオルを絞ってもうまく絞りきれない…
④ミズノ 吸水タオル（山では未使用）
パックタオル パーソナルでは汗をうまく絞れないのが不満点だったので、吸水量がある、かつ絞りやすいと言えばのスイムタオルを購入。
ただ、買ってみて思いましたが、やはり触り心地が微妙…
素肌に触れるものなので、山でも心地良く過ごしたいということで残念ながら山では使わず…
（ただし、登山後のバスタオル代わりとしては非常に有用なヤツです。もはや相棒）
⑤ファイントラック ナノタオル
ここから混迷期。
とりあえず有名な速乾タオルを買って試してみようと思って、ファイントラック ナノタオルを購入。
ただし、これもモンベル 日本てぬぐいと同様に吸水量が足りず…
小さく仕舞えるので、お守り代わりに仕込んでました。（なお現在は行方不明）
⑥モンベル クイックドライ フェイスタオル
ファイントラック ナノタオルと同時期に購入。
購入したタオルの中では一番生地が厚く、ふかふかしている。
好き嫌いは分かれそうだが、個人的には好きな触り心地。
吸水量は多いものの、パックタオル パーソナルと同様に乾きにくく、絞りにくい…
⑦speedo マイクロファイバータオル（推し）
混迷極めたタオル沼を終結に導いたタオル。
スイムタオルの吸水性と絞りやすさを兼ね備え、更にはスイムタオルの弱点である触り心地を改善した逸品。
色々タオルを使ってきましたが、ことタオルに関しては速乾性より絞りやすさこそ正義。
実際に1年以上使用してきて、最高のタオルだと思ってます。
2021年時点での推しタオルです。
推しタオルの実力把握
○大きさと値段
各タオルの値段は以下の通り。
こうして見ると、概ね2000円前後が多いですね。
大きさは色々ですが、面積単価で見ると推しの「speedo マイクロセームタオル」は少しお高め。
逆に安さで言えば「モンベル 日本てぬぐい」が飛び抜けています。流石。
○生地感
・モンベル 日本手ぬぐい
THE手ぬぐいといった感じ。薄めで扱いやすい。
パッキングもコンパクトにできるので、正直これで事足りるのであれば良い選択。
・パックタオル パーソナル (HAND)
マイクロファイバーできめ細かい生地感が特徴。
生地も厚めで手ぬぐいとは真反対の心地よさです。
・ミズノ 吸水タオル
いわゆるスイムタオル。
乾燥時だと固くなるので適当に放置しておくと変な形になります。
表面に凹凸があり、いかにも吸水性が良さそうです。ただし、触り心地は良くない。
湿った状態だと弾力性があり、絞りやすいのも特徴です。
・モンベル クイックドライ フェイスタオル
今回のラインナップで一番分厚い生地。
織り方が特徴的で、格子状になっています。
個人的にはこのラインナップで一番タオル生地っぽい感じだと思います。
・speedo マイクロセームタオル (M)
厚み的には手ぬぐいとパックタオルの間ぐらい。
スイムタオルと銘打っているものの、乾いた状態でも柔らかいのが大きな特徴。
パックタオルほどマイクロファイバー感は無い生地感です。
気になる人もいそうだけど、個人的には快適に使用できる感じです。
○速乾性能
速乾性能はBEST BUY GEARさんの速乾タオル徹底比較2017に倣い、50mlの水をタオルに染み込ませ、経過時のタオルの重さを計測してどれだけ乾いたかをテスト。
ちなみに乾燥環境は25℃、湿度50%です。
各タオルの速乾性能は以下の通り。(0%に近いほど乾いている状態)
ただし、「パックタオル パーソナル」は先行研究よりも早く乾燥しています。
理由は色々あるかもしれませんが、本テストでは1年以上使用したタオルを使用している一方、先行研究では新品を使用している点が大きいかもしれません。
推しの「speedo マイクロセームタオル」はこのメンツでは真ん中ぐらい。
速乾性能で見てもある程度使える印象ですね。
純粋なスイムタオルである「ミズノ 吸水タオル」よりも速乾性能が十分高くなっています。
○吸水性能
吸水性能もBEST BUY GEARさんの速乾タオル徹底比較2017に倣い、タオルにしっかり水を吸わせた後、1分間持ち上げて余分な水を切り、乾燥時の重量と比べて何倍の吸収力があるかを計測。
各タオルの吸水性能は以下の通り。(数値が高いほど良い)
先行研究の通り、概ね4倍前後に収まっています。
「ミズノ 吸水タオル」は流石の貫禄。スイムタオルとしてここは負けられないでしょう。
推しの「speedo マイクロセームタオル」はスイムタオルとしてはいまいちな吸水量ですね…
○絞り性能
個人的に登山タオルとして最重要要素である絞り性能。
こちらは吸水性能を測定した後、1回だけ絞ってどのくらい乾燥状態の重量に戻るかをテストしています。
まあ、1回1回の絞り方が厳密に同じにはなっていないので参考値です。
各タオルの吸水性能は以下の通り。(数値が1に近いほど良い)
ここで推しの「speedo マイクロセームタオル」本領発揮。
他のタオルに比べてしっかり絞って脱水できています。生地に弾力性があり、絞りやすいのがGood。
（実際の使用感と一致してちょっとホッとしてます笑）
まとめ
汗を沢山かく方々、びちゃ男女にとってはアクティビティでの汗問題は超重要です。
そんなびちゃ族のために今回は絞り性能も含めての観点から「speedo マイクロセームタオル」を推しました。
もちろん、使用感の個人差や使用用途によって色々と変わってくると思います。
ぜひ、あなたの推しタオルもコメントなどで教えて下さい。
