【9月】御嶽山:中の湯より登る -活きる霊峰-
いざ、念願の御嶽山へ
御嶽山といえば、やはり、2014年の噴火災害。
当時は登山を始める前でしたが、ニュースなどでも大々的に報じられ、非常に記憶に残っていました。
その後、登山を始め、登山歴も段々長くなるにつれて、色々な山を登るようになりました。
山々から見る御嶽山は独立峰で非常に目立っており、登ってみたいなあと思う気持ちが強くなっていました。
しかしながら、御嶽山の最高峰である剣ヶ峰は火山規制が長くかかっており、登れず…
2019年の夏に剣ヶ峰登山が解禁されましたが、天候や予定が折り合わず…
そんなこんなで遂に2020年に御嶽山 剣ヶ峰登頂の機会に恵まれました。
いつも通り週末登山に向けて天気予報を確認していると、岐阜あたりが良さそう。
これは念願の御嶽山に行くしか無いと思い、友人にヘルメットを買わせました用意させました。
ちなみに当時の天気予報は以下の通り。
左からGPV、YamaYama GPV、Mountain Weather Forecastです。
今回は概ねGPV、Mountain Weather Forecastの予報的中。YamaYama GPVは朝の雲量予報が多すぎましたね。
今回もダイジェストとして動画にまとめているので、登山道の雰囲気などは以下からご覧になってください。
今回のルートと行動ログ
御嶽山(剣ヶ峰) / adderさんの御嶽山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
御嶽山の登山ルートはいくつかありますが、最短ルートの王滝口からは規制で最高峰 剣ヶ峰へ行けませんでした。(2020年当時、最新の情報は自治体HPなどを参照してください)
ですので、今回は中の湯駐車場から剣ヶ峰を目指しました。
中の湯駐車場からのルートは途中、ロープウェイ駅があることもあり、非常に整備されていて、登りやすかったです。
中の湯駐車場からのルートは以下のパートに分類できます。
・中の湯~女人堂:樹林帯の階段登り。
・女人堂~二の池分岐:岩場の登り。ひたすら登り。
・二の池分岐~山頂:若干ザレた道。緩やかな登り。
登山口の標高が1800mなので、樹林帯はすぐ抜けて、その後はひたすら絶景です。
危険箇所もほぼなく、初心者でも登りやすいと思います。
ただ、ひたすら登りなので、体力は必要です。
中の湯駐車場からスタート
AM4:15 中の湯駐車場
天気予報的に早めに登頂したいので、若干早めの出発です。
2時間ほど仮眠もしたので、体調はバッチリ。
中の湯駐車場にはきれいなトイレもあります。
AM4:46 (+0:31) 八海山支店
御嶽山で何故八海山のそれも支店?と思いましたが、五合目に八海山小屋があるらしい。この小屋はもう営業してないみたいですが。
というか、御嶽山五合目にある小屋が「八海山」なのは何故なのか。謎は深まるばかり。
東の空が明るくなってきました。できればご来光までに開けた場所に出たいところ。
とか言ってる間にご来光。
早く開けた場所に出たいので、ちょっとペースを上げます。
AM5:42 (+1:27) 女人堂
モルゲンロートにギリギリ間に合いました。
目の前にドンと構えている御嶽山がきれいです。
良い日の出を迎えましたが、ここに来るのに急いだので、汗ビチャ。
汗冷えでめちゃくちゃ寒いです。
女人堂あたりから岩場になってきます。
同時に鐘や像なども増えてきます。
あちらは王滝口方面ですね。
本来はあちらの方が最短ルートですが、2020年は最高峰 剣ヶ峰までのルートが開通しませんでした。(最新の情報は自治体HPなどを参照してください)
石室山荘が見えてきました。
要塞感ありますね。
登ってきた道を振り返る。
中央アルプスが綺麗に見えますが、雲もあるので、午後はガスるかもですね。
ナナカマドの葉の色づきはまだでした。
紅葉の時期は混雑するんでしょうね。でも来てみたいです。
望遠レンズを振り回していたら、ちょっとだけ紅葉?しているところもありました。
石室山荘に近づくにつれて傾斜がきつくなってきました。
だけど、久々の好天でアドレナリン ドバドバです。全く疲れません。
AM6:54 (+2:39) 石室山荘
石室山荘到着。
この山荘、ちょっと来てみたかったんですよね。
中に登山道があって、通り抜けるだけでも山荘内を通る必要があります。
(もちろん、山荘を通らない道もありますが)
二ノ池方面と剣ヶ峰方面の分岐まで出ました。
ここまで来たら後はウイニングロード。
山頂まで緩い傾斜です。
AM7:41 (+3:26) 御嶽山 剣ヶ峰 山頂
天気も良いので、ルンルン気分で登頂です!
最高の景色です!
北アルプスも良い天気ですねー。
折角なので良い天気のうちに、二ノ池方面も行ってみます。
意外と水量の少ないニノ池。
AM8:25 (+4:10) ニノ池山荘
今回はこちらで山バッジを購入しました。
まだ天気も良いので、もう少し先に行きます。
AM8:42 (+4:27) ニの池ヒュッテ
ここで、ご飯休憩。
ウッドデッキ的なものを作っていました。
このあたりの山荘も宿泊してみたいですね。
天気も曇ってきたので、下山します。
帰りも関東からだと結構ありますし。
摩利支天はまた次の機会に。
下山時、ビミョーーーーに三ノ池が見えました。
めちゃくちゃ青いですね。
女人堂にいた謎の像。ハム太郎?
中の湯駐車場にはPM12:18 (+6:03)に到着しました。
出発が早かったこともあり、早めに下山できました。
下山後
日帰り温泉は「やまゆり荘」に行きました。
下山が早かったためか、ほぼ貸し切り状態で非常に良かったです。
露天風呂もあります (重要)
昼食は「くるまや本店」で蕎麦を頂きました。
地鶏のざるそば+とろろ飯、美味かったです。
本当は下山後にはもう少しガッツリ系が食べたいのですが、今回はあまりお店が見つけられず。
帰り道、ソフトクリームの文字につられて「道の駅 木曽川源流の里 きそむら」に。
クリームチーズのようなねっとり濃い目のソフトクリームでめちゃくちゃ美味かったです!
ソフトクリームに目がない筆者もこれにはニッコリ。
山行を振り返って
久々に最高の天気で登山ができました。
登山道も非常に整備されていて、かつ、展望も良く人気の山であるのがよくわかりました。
一方で、災害当時の爪痕が残る部分や、新しいシェルターなどもあり、活火山に登るという行為を色々と考えるところもありました。
噴火や雪崩など自然で遊ぶ上では避けられない事象なので、色々と準備、試行錯誤していきたいと思います。