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旅行、登山、グルメに関する備忘録

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【10月】栗駒山:いわかがみ平より登る -錦繍纏う奥羽の女王-【東北紅葉ツアー2020②】

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東北紅葉ツアーのメインディッシュ!

前回の秋田駒ヶ岳からの続きです。

adder.hateblo.jp

 

東北紅葉ツアー2座目は、東北の紅葉と言ったら間違いなく名前が挙がるであろう栗駒山です。

数年来この山には登りたいなぁと思っていたので、遂に念願叶いました。

実際に見てみて、この山の紅葉を見なくちゃ紅葉は語れないと思うぐらい素晴らしかったです。

 

 

実はこの東北紅葉ツアー、前週の日曜に好天予報を見て即決で有給をキメたのですが、まさかの台風襲来。

一番良い天気予報であった平日金曜をメインディッシュの栗駒山に当てました。

結果は最初ガスったものの、逆転満塁ホームランで最高の紅葉を堪能できました。

 

今回もダイジェストとして動画にまとめているので、登山道の雰囲気などは以下からご覧になってください。

youtu.be

 

今回のルートと行動ログ

栗駒山(須川岳)・東栗駒山 / adderさんの栗駒山東栗駒山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

栗駒山須川温泉側といわかがみ平側に登山口がありますが、最もメジャーなのはいわかがみ平からかと思います。

紅葉シーズンはいわかがみ平駐車場(約100台)が満車になった時点で臨時駐車場に停めて、バスを利用することになります。(最新情報は各種HPを参照してください)

ちなみに我々は5時過ぎに駐車場に到着しましたが、既にいわかがみ平駐車場は満車。

バスは7時からだったので、舗装路を1時間歩くことに。この時期は車中泊必須ですね…

www.miyagi-kankou.or.jp

 

今回はいわかがみ平から中央コースで登り、東栗駒コースで下山する周回ルートを歩きました。

 

いわかがみ平からの周回ルートのコースは以下のような形になっています。

・中央コース(いわかがみ平→山頂)

最初は岩畳のような登山道で登ったり平坦だったり。

途中から土の登山道になり、ひたすら登り。山頂付近は木の階段あり。

・東栗駒コース(山頂→いわかがみ平)

分岐からは木の階段。

しばらくすると、東栗駒山までは緩いアップダウンの道。

栗駒山を超えると、しばらく下り、途中沢と合流。

沢から離れて、梯子や泥道を超えていわかがみ平に至る。

 

全体的に整備が行き届いており、危険箇所も無いですが、その中でも中央コースはあまり怪我をする要素が無いかなという印象です。

一方で、東栗駒コースは歩いていて楽しいコースですが、沢沿いを歩いたり、泥道を歩くので転倒に注意です。

 

臨時駐車場からスタート

AM5:26 臨時駐車場

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まさかのいわかがみ平駐車場満車により、いわかがみ平まで舗装路を歩きます。

 

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周りは晴れているので、期待大。晴れて欲しい。

 

AM6:20 (+0:54) いわかがみ平

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1時間かけてやっと登山口に到着。やはり舗装路歩きは良くないですね。良くない。

帰りはおとなしくバスで帰ろうと決心しました。

 

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栗駒山は残念ながらガスに包まれている…

頼む…!晴れてくれ…!

 

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いわかがみ平にはトイレもレストハウスもあるので、車中泊には困らなさそうです。

ここで一旦朝ごはん休憩。

 

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改めて登山口から出発。初っ端から紅葉がきれいです。

 

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登山道は石畳のようになっています。

 

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一部悪路になっている部分もあるので、多少注意は必要ですね。

 

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木が低くなってきて、周りを見回せるようになりました。

 

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振り返ると凄まじい色。これが「神の絨毯」か…

 

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ガスが晴れている部分を一部切り出してもこれ。

全て見えたらどうなっちゃうんだ…これ…

 

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石畳の登山道を登りきったら土の登山道になりました。

ただし行く先はガス…

 

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この辺りで皆さん写真を撮っていました。

 

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赤橙黄とありますが、橙が結構多いですね。

AM7:40 (+2:14) 栗駒山山頂

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今回の目的は紅葉ですが、とりあえず登頂。

山頂はガスが晴れてますが、ちょうど麓と山頂の間にガスが滞在して周りは見えず。

1時間ぐらい山頂で待ってみましたが、晴れず…残念ですが下山途中で晴れることを祈ります。

 

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山頂から下りて、分岐を東栗駒コース方面へ進みます。

行く先は真っ白。

 

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きれいな草紅葉を愛でながら下っていると、何やらガスが晴れてきました。

 

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おー、凄い!密度がめちゃくちゃ濃い!

秋田駒ヶ岳の密度が薄くてパッチワーク的になっているのもきれいでしたが、こっちはインパクト抜群ですね!

 

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途中で沢がありました。沢下り厳禁とのこと。

栗駒コース後半で出てくる沢に繋がっているのかな?

 

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多分エゾオヤマリンドウ。1株だけ残ってました。

 

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山頂方面も晴れてきた!

 

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栗駒山の斜面が凄い!

 

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ちょうど裏掛方面への分岐と東栗駒山の中間辺りの岩場が紅葉の展望台になってました。

 

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皆さん思い思いに撮影してます。

 

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紅葉のお立ち台です。どう撮っても映える!

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後ろを振り返る。

あれ、裏掛方面も凄い紅葉じゃないか?

 

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望遠で切り取ると、えげつない色になってます。こりゃあ、発見してしまった…

 

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避難小屋も白壁に赤の屋根で雰囲気あります。かわいい。

 

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しばらく撮影などをしていると、山頂が完全に晴れました!よっしゃ!

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山頂はめちゃ混み。晴れた山頂羨ましい。

 

AM9:59 (+4:33) 東栗駒山

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完全に紅葉祭り。大満足です。

 

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いわかがみ平方面も結構紅葉してますね。黄色が結構強いかな?

 

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駐車場はまだまだ満車。すごい人気。

 

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栗駒山から下山方面を望む。個人的に好きな景色。

登山道の周りに紅葉が広がっているのが面白いですね。

この景色もずっと見ていたいですが、泣く泣く下山します。

 

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道中はあまり見れないかなと思っていましたが、終始紅葉が途切れることはなく。

 

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途中で沢に合流し、しばらくは沢を歩きます。

流量が少ないので、問題無かったですが、雨の後は結構厳しいかもしれません。

あと、濡れた岩場を歩くことになるので転倒注意です。

 

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沢道も終わり、再び紅葉ロードへ。

 

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うーむ、最後まで紅葉を途切れさせない。凄い。

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一部梯子とかもあり、いわかがみ平に近づくにつれて泥道になるので、転倒注意。

 

AM11:50 (+6:24) いわかがみ平

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ということで、無事下山。

栗駒コースは比較的変化もあり、楽しかった!

 

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ただし、泥がすごいので、そこらへんは覚悟した方が良いですね。

 

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レストハウスで最後の山バッチを頂きました!(この後の方々申し訳ない)

下山後

日帰り温泉に入ろうと思ったら臨時休業やコロナの営業短縮で入れず。

とりあえず次の宿泊地である山形に向かいながらブラブラすることに。

 

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とりあえず比較的近い厳美渓に。

 

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厳美渓といえば、郭公だんご。

かごに代金を入れ、木槌で板を叩くと対岸から団子が送られてきます。

水曜どうでしょうでお馴染みです。


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疲れた体に染みるだんごです。うまい。

iwatetabi.jp

 

この後は折角なので中尊寺へ。

流石にだんごだけでは満たされず、金色堂の駐車場にあるカレー屋さんで遅めの昼食。

brewers-cafe.jp

 

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いわいどりの五穀米キーマカレーの大盛り。ネギも乗っててうまい。

 

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平泉の牛乳を使用したソフトクリーム。コク強めでうまい。

 

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中尊寺も満喫。

この後の宿に向かい、充実の1日を終える。

 

と思いきや、この日の最大の山場は宿での夕食でした。

舞台は「金浦温泉 学校の栖」。

travel.rakuten.co.jp

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この日はGoToを利用して、宿で最も多い13品プランにしたのですが、この量!

正直、小鉢が複数あって13品ですよーっていうのを考えていたのですが、1品1品がほぼメインはれるやつ。まさにボスラッシュ。

14時過ぎにカレー大盛りを食べた筆者はお腹がはちきれそうになりながら、何とか完食。大満足です。

 

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食事が終わった後の全容。パノラマで撮らないと画角に入らない程です。(※2人前)

美味しゅうございました。

 

満腹になったあとは、明日の天気をチェック。

鳥海山に登るために由利本荘市に宿泊したのですが、雨予報…

一体どうする!?

 

ツアー 3日目に続く…

 

山行を振り返って

念願の「神の絨毯」が見れて、終始テンション上がりっぱなしでした。

どこを見ても紅葉、というのは凄まじい威力でした。これは人生観ならぬ紅葉観が変わりますね。

栗駒山の紅葉を見ずして山岳紅葉を語ることなかれ、と言った感じです。

山に普段登る人も登らない人も人生に1度は必ず見てほしいと思うほどの絶景でした。

次回は裏掛方面からも登りたいですし、晴れた日に正面からリベンジもしたいと思いました。

(周りの世界谷地とか面白そうな場所もあるので、是非また来たい。花の百名山でもあるし。何回来ればいいんだろう…)

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